依頼者:女性
後遺障害:なし
傷病名:頚部捻挫、背部痛、嘔吐、めまい
職 業:兼業主婦
獲得金額:示談成立
【事故態様】
走行中の乗用車に後方から別の車両が追突し、さらに前方にいたタクシーも巻き込んだ、3台が絡む多重事故が発生しました。依頼者の車両は追突を受けた車両に接触し、首や背中の痛みのほか、嘔吐・めまいの症状が生じました。
【相談に至るまでの経緯】
警察からは依頼者に過失はないと説明されたものの、タクシー会社側の保険会社は「事故と怪我の因果関係がない」として治療費の一括対応を拒否しました。
一方、加害車両側の保険会社も「タクシー側の過失が大きい」として対応を断り、どちらの保険会社も治療費の支払いに応じない状況となりました。
治療費を自己負担しながら通院を続けるなか、今後どう対応すればよいか分からず不安を感じておられたところ、弁護士費用特約を利用して当事務所にご相談にいらっしゃいました。物損(車両修理)についても相手方の対応が進まず、複数の問題が重なっている状況でした。
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交渉の結果…
弁護士が受任後、双方の相手方保険会社に対して、保険一括対応を求める通知を行いました。交渉の結果、加害車両側の保険会社が治療費の一括対応に応じることとなり、依頼者は安心して通院を続けられるようになりました。
その後も治療状況をこまめに保険会社へ伝え、約5か月間の治療を経て、お身体も回復されました。
交渉では、治療費・交通費といった実費のほか、シングルマザーとして家事をすべて担っておられたことから「家事従事者」として休業損害を請求しました。当初、保険会社は休業損害について低額の提示をしていましたが、家事従事者の基準(女性平均賃金)を根拠として粘り強く交渉した結果、障害による損害は約160万円で示談が成立し、解決に至りました。
■今回の解決事例のポイント■
相手方保険会社の「一括対応しない」に対して弁護士が交渉
・複数の保険会社が互いに責任を押しつけ合うケースでも、弁護士が介入することで一方の保険会社に一括対応をさせることができました。保険会社の初期対応はあくまで交渉の入口であり、諦めずに交渉することが重要です。
複数の加害者が絡む事故(共同不法行為)への対処
・3台が絡む事故では、各保険会社が責任の所在を曖昧にしやすい構造があります。弁護士が各社の責任関係を整理し、適切な相手に請求することで解決につなげました。



