解決事例285 男性(34歳)・弁護士の意見を踏まえた診断書を作成してもらうことができ12級13号という等級を獲得することができた事案

依頼者:男性(症状固定時 34歳)

等  級:12級13号
傷病名:左下肢脛骨骨挫傷、左内側即靭帯損傷



【事故態様】 バイクVS自動車

相談者=バイク、加害者=自動車の事故です。

相談者がバイクに乗車中、脇道が出てきた加害者の自動車と出合い頭に衝突しました。その時に、相談者の左足に加害者の前輪が乗ってしまいました。
その事故で相談者は怪我を負ってしまったのですが、加害者は事故の際、警察を呼ばずに示談を申し入れてきたり、人身事故扱いにしないように自宅にまで押し掛けてきたりしてきました。
相談者は、相手方に恐怖を感じたのと、交通事故や後遺障害について知識もなく、交渉で不利な立場に立たされてしまう恐れがあった為、弁護士に間に入ってもらうことを検討し、弊事務所に相談に来られました。

【交渉過程】
相談者の怪我の状況を伺うと、左足内側側副靭帯損傷(MCL損傷)を負っていたことから、後遺障害等級認定の申請を行い、12級13号を取得しました。
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この12級13号の等級認定をもとに交渉を始めたところ、通院慰謝料と後遺障害慰謝料、逸失利益について見解の違いがありました。
そこで、最近の裁判例も踏まえて交渉を重ねました。

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その結果、慰謝料については裁判基準に基づく金額を、逸失利益についても、労働喪失期間を伸長することができ、和解額を増加させることができました。

■今回の解決事例のポイント■

弁護士が本件で感じた点、保険会社の提示金額を見て特に感じた点は以下のとおりです。
●弁護士が介入したことで安心感を持って頂けたこと
 相談者は、左足に前輪が乗ってしまうという大きな事故にあったにも関わらず、加害者の驚くべき行動に悩まされていました。ただでさえケガで大変な状況なのに、自宅にまで押し掛けられ、対応を強いられるというのは大変な負担です。
 弁護士は代理人となることができ、交渉窓口が弁護士になったことで、安心して治療等に集中していただくことができました。

●適切な後遺障害等級認定が得られたこと

 相談者のMCL損傷は、治療とリハビリによって膝の可動域については回復することができました。ところが、痛みが残ってしまっており、この点をどのように診断書に反映させるのかがポイントです。今回は、神経症状として適切に判定して頂くために、弁護士が後遺障害診断書に見本を記載し、それを相談者が病院に行く際に持参していただきました。
 その結果、弁護士の意見を踏まえた診断書を作成して頂くことができ、MCL損傷について12級13号という等級を獲得することができました。
 交通事故の後遺障害診断書については、慣れておられない医師もおられます。一度、医師や専門家と相談されることをお勧めいたします。

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