解決事例100 男性(28歳)・後遺障害等級認定1級:高次脳機能障害で弊事務所と協力関係にある専門医師に診てもらった場合の事例

依頼者 男性(症状固定時 28歳)
等  級 1級
傷病名 高次脳機能障害
職業 会社員
 

【事故態様】 歩行者VS自動車

 鹿児島県出身のAさんは勤務先の同僚と金曜日の夜、会社近くの居酒屋で深夜まで飲んでいました。
同僚は先に帰り、Aさんだけが一人で飲んで歩いて帰っているところでした。
Aさんは酔っ払っていて、横断歩道ではないところを渡ろうとして、自動車にはねられて4mほど吹き飛ばされました。
Aさんは左足複雑骨折で車椅子が必須の状態になり、更に頭部を強打しており、脳挫傷による高次脳機能障害を患いました。鹿児島からお母さまが弊事務所に駆けつけられ、どうしてよいかわからないとのことで相談に来られました。

 

【交渉過程】

 弊事務所はAさんの状況を医療記録などを参考に見極めたところ、かなり重篤な症状を呈しており、後遺障害としても重い等級が見込まれました。

 

  ↓

 交渉の結果…
 
 後遺障害1級が認定され、自賠責保険から1,600万円が送金されました!!
 



 Aさんは当時、県立病院に入院中でしたが、より専門性が高い医師による適切な検査と適切な診断をして頂くために、弊事務所と協力関係にある医師(高次脳機能障害のご子息を持つ専門医)にAさんを診察して頂きました。
 それから何度か診察して頂き、神経心理学検査(脳機能のどの機能に障害があるのかを調査し、その障害の程度を判定する検査)を数種類して頂きました。
 Aさんは高次脳機能障害を発症しており、病院間を移動するにも搬送車により多額の費用を要しましたが、医療関係者の協力により、何とか無事に検査を終えました。
 

今回の解決事例のポイント

 弊事務所で検査結果及び後遺障害診断書等を添付して等級認定機構(交通事故の後遺障害について等級を決める第三者機関)に被害者請求をしました。
 その結果、後遺障害1級が認定され、自賠責保険から金1,600万円がAさん宛に送金されました。
Aさんのお母様はその賠償金を原資として自宅をバリアフリーに改造し、鹿児島に息子さんを連れて帰りました。そして、鹿児島の家庭裁判所で息子さんの後見人選任申立てをして、弊事務所は後見人に事件を引継ぎました。
 当初、Aさんのお母様は泣きながら相談に来られたのですが、弊事務所では後遺障害認定に関して専門性の高い医師と協力することで、最も高い等級を獲得できました。
鹿児島に帰られる際に「自宅の改造ができて何とか息子と暮らせる体制が取れました、ありがとうございます」と言って頂き、こちらも晴れやかな気持ちがしました!

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