事故態様、受傷機転の説明(骨折の初診時の注意点) 

 初診のときには、事故態様、受傷機転(「いつ、どこで、どんなもので、どのように」受傷したか、という意味です。)受傷までの具体的な動きをできるだけ、ていねいに主治医の先生に伝えましょう。

 まずは、事故態様と受傷機転の説明が不可欠となります。

 

 たとえば、見通しの悪い交差点においてあなたの運転するバイクと前方右方向から一時停止を無視して進行してきた自動車が衝突したという事案で説明します。

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1 事故態様(事故発生場所の道路状況や被害者と加害者の進行状況)

 基本事項として場所時間被害者加害者の住所氏名を分かる範囲で伝えましょう。

 そして、事故態様ですが上記事案でいうと

例)「バイクで直進中信号のない交差点に進入したところ、交差点右方向から自動車が一時停止を無視して交差点に進入して私のバイクと衝突しました。」というように説明します。

 

 さらに可能であれば自分のバイクの進行速度、相手方自動車のおおよその進行速度(速度超過の有無)も伝えられれば尚良いです。

例)「事故の時私は制限速度が時速40㎞なので35㎞くらいで走行していましたが、相手方の自動車は私が交差点に差し掛かったらすぐドーンとぶつかったのでおそらく60㎞くらいは出ていたと思います」という様な具合です。

 

2 受傷機転

(1)基本的な考え方として現在の症状がどうやって発生したかを説明する必要があると思って下さい

 交通事故とは突発的なことなのでそのようなことは分からない(記憶がない)ことも多々あるとおもいます。一部推測が入ってもよいのでどうして骨折が発生したか(そうおもうのか)を伝えてください。

 

(2)接触の有無 接触の部位

 まず伝えるべきは接触が有ったか無かったかです。

 自動車もバイクも高速で移動するため接触が有れば高エネルギー外傷(体に大きな力(高いエネルギー)が加わって起こった外傷のこと。)による骨折であると捉えられやすく、後遺症(後遺障害)等級認定判断の際に、より説明がつきやすいといえ、適切な後遺障害等級認定を得やすくなります。

 

 たとえば、下肢の関節付近の骨折の場合、関節機能障害(可動域制限)

という後遺障害が残存することが多々あります。この関節機能障害が行為障害等級認定されるための第一歩として、そのような関節機能障害が発生するほどの高エネルギー外傷であったということを事故状況とどの部位が何と接触したのかで障害発生の機序を明らかにします。

 

 次に、接触の部位です。

 高エネルギーが被害者の身体のどの部位に加わったのかにより、障害発生の目安が立てられ、障害部位発見の手がかりとなります(治療方針 受傷部位の発見)。また、接触部位が明らかになることで事故による骨折であるという因果関係の立証が容易となります(損害立証)。

 

(3)例えば

 「私が交差点に入ったところ右肩から車が迫っていたので、急ブレーキを掛けたのですが間に合わず、相手方の車の前方バンパーが私の右膝あたりに接触しました。私は左に転倒して右手で支えようとして右手のひらで地面を突っ張りました。しかし、衝撃が強かったので転倒してしまい左足が地面と接触しバイクと地面に挟まれた状態になりました。」という具合に身体のどの部位が何に接触したということを伝えることが肝要です。

 

3 衝突後の動き

(1)接触だけでなく衝突後の動きにより障害が発生することもあります。

 たとえば、先ほどの例で述べたようにバイクの右側面に自動車が衝突し、転倒を回避するために右手を地面に突っ張って支えたという場面がこれに当たります。

 

 実際バイク乗車中に交通事故にあい、転倒した債に地面に手をつくという場面はバイク事故では頻出します。そしてこの場合TFCC(三角繊維軟骨複合体損傷)損傷という障害が発生することが頻出します。

 しかし、このTFCCはそれ自体軟骨で構成されているので、エックス線レントゲンでは確認できません。

 

 この場面のように単に手が痛いという主張だけでは障害が発見できずに、単に疼痛だけで医療機関において処理されることすらあります。医師も具体的事故状況が判明すればその場面から障害態様が推測することが出来るのですが、それは被害者の主張にゆだねられているのです。

 

 

 交通事故において後遺障害の場面だけでなく、治療を円滑に進めるためにも事故状況障害の機序の説明が必要なのはこのようなことが交通事故ではよくあるからです。

 

 被害者の中には医者はプロフェッショナルだから診てもらえば全ての障害を把握してもらえると考えておられる方もいらっしゃいますが、医師も万能ではありません。微細な骨折などは被害者が障害の手がかりを与えてやっと発見できる障害があることを理解しておいてください。


骨折に関する記事はこちらをご覧ください。

交通事故による骨折

初診時の注意点

事故態様、受傷機転の説明

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