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大阪府の交通事故の特徴について

交通事故には、地域別に特徴があります。

高齢者が多い地域では、高齢者が加害者・被害者になる事故の割合が大きくなりますし、子供が多い地域では、飛び出しによる交通事故が多発します。

本記事では、大阪府警が公表しているデータを元に、大阪で発生している交通事故の特徴を解説します。

今回お話するのは、

○全国で発生する交通事故の特徴
○東大阪市の交通事故発生状況
○大阪で起こる交通事故の特徴

についてです。

全国の交通事故の特徴

死亡事故は減少傾向に

平成30年に全国で起こった交通事故の傾向として、死亡事故が減少している点が言えます。
交通事故で亡くなった方は、3,532人と、人口10万人あたりの死者数も同様に減少傾向にあります。

しかし、高齢者の人口10万人あたりの交通事故死者数は、全年齢層の約2倍です。
高齢者が被害に遭うケースが増えてきているのが現状です。

また、全死者数の約半数が歩行中あるいは自転車に乗っているときに事故に遭っています。
そのうち7割が高齢者で、全体の約3分の2の被害者になんらかの法令違反がありました。

東大阪市の交通事故発生状況

大阪府警が公表している平成31年・令和元年度の類型別交通事故発生状況によると、
平成31年~令和元年の間に、東大阪市で発生した交通事故の件数は、1,958件です。
大阪府全体で起こった交通事故件数は、30,059件でしたので、東大阪で起こった事故は大阪全体の約6.5%となります。

大阪府全体の6.5%だと言われると、少なく感じるかもしれません。
しかし、東大阪地域(守口市、枚方市、八尾市、寝屋川市、大東市、柏原市、門真市、東大阪市、四條畷市、交野市)で発生している事故の中では、東大阪市は約28%を占めています。

特に交通事故が発生しやすい地域であると言えるのです。

事故の中でも最も件数が多いのが、車両同士が出会い頭にぶつかる事故です。1年間に661件起こっており、東大阪市で起こった事故のうち約34%にあたります。

以下の画像は、平成31年~令和元年の1年間に、東大阪市内で起こった交通事故をマップ上に示したものです。
市内の全域で交通事故が起こっていますが、特に大きな道路の周辺での事故が多発しています。
ところどころ、赤い丸で示された死亡事故の記録もあり、東大阪市での発生件数が多いことがうかがえます。

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大阪で起こる交通事故の特徴

大阪府警のホームページでは、大阪府で起こる交通事故の特徴について詳細に解説がされています。

今回は、その中からいくつかをご紹介します。

子供の自転車事故の約7割が出会い頭に発生

子供が巻き込まれる自転車事故の約7割は、出会い頭に発生しています。
十分に左右の確認をせずに交差点や十字路に飛び出した結果、車両とぶつかるケースが多いのです。

また、子供の自転車事故の6割が、15時~19時に発生しています。
この時間帯は、下校後に子供だけで自転車に乗ってでかけていたり、薄暗くなって周囲の状況が見えづらくなったりする頃です。

また、1年を通して7月が最も事故が起こりやすい時期でもあります。

事故被害に遭わないためには、「止まれ」の標識がある場所では必ず一時停止し、「止まれ」の標識がなくても速度を控えてしっかりと安全確認を行うことが重要です。

大阪府警HP ある日突然、大阪で死亡事故にあわないための50の心得(38) より

10月から12月の日没後1時間は、日没前より1.6倍事故が増える

10~12月の日照時間が短くなる期間は、日没後1時間の事故件数が増える傾向にあります。
平成25年から27年間の3年間のデータを見てみると、日没前は2,071件だった交通事故件数が、日没後になると3,242件に増えます。
たった数時間の間で、交通事故の起こりやすさが格段に高まるのです。

また、10~12月の17時~19時に発生する人身事故件数は、1月~9月の約1.3倍になります。
10月から12月にかけては、特に日照時間が短くなり、周囲が暗くなる時間帯が早くなります。

日没前後の時間帯は、ドライバーにとっては周囲の様子が見えなくなりますし、歩行者にとっては自分の姿がドライバーから見つかりづらくなります。
早めにライトを点灯したり、明るい色の服や反射材などを着用して、交通事故発生を防ぐことが重要です。

大阪府警HP ある日突然、大阪で死亡事故にあわないための50の心得(2) より

大阪の高齢歩行者の信号無視死者数は全国平均の4倍

大阪では、高齢歩行者が信号無視をした結果、死亡事故へとつながったケースがとても多いです。

平成24年から26年のデータでは、全国平均は4件であったところ、大阪では該当する事故が18件もあったのです。
また、1年のなかでも12月に最も当該事故が起こりやすいとされています。

歩行者は、必ず信号や交通ルールを守り、安全に横断するよう心がけなくてはなりません。
大阪府では、高齢者の利用が多い交差点において、高齢者等用信号機を設置しています。専用の押しボタンを押せば、歩行者用信号が青になる時間を延長できます。
青信号の間に道路を渡りきるのが難しい場合は、こういった設備の利用も検討してください。

また、ドライバー側も細心の注意が必要です。
青信号だから大丈夫だと考えるのではなく、交差点を通過する際は、歩行者や自転車がいないか十分確認してください。

大阪府警HP ある日突然、大阪で死亡事故にあわないための50の心得(10) より

速度違反が絡む事故は重大事故になりやすい

わずかな速度違反が、重大な事故を引き起こすこともあります。

速度違反による死亡事故というと、100キロ近い速度を出してめちゃくちゃに走った車が引き起こすものだと思っていませんか?
実は、速度違反が絡む死亡事故のうち、半分以上は超過速度が30キロ未満なのです。

平成29年から令和元年に大阪府で発生した速度違反が絡む交通事故死亡者は、119人でした。
そのうち、超過速度が20キロ未満だった人は47人(全体の39%)でした。また、速度超過が20キロ以上30キロ未満だった人は、27人(全体の23%)でした。
つまり、全体の62%が超過速度30キロ未満にも関わらず、亡くなっているという計算になります。

少しくらい規制速度を超えていても大丈夫だろうと、慢心していてはいけないのです。

というのも、衝撃のエネルギーは、速度の2乗に比例して膨れ上がります。
たとえば、規制速度40キロのところを、60キロで走行したとします。
速度自体は1.5倍でしかありませんが、万が一衝突すれば衝撃エネルギーは2.3倍になります。

たとえ道路を走っている車が少ないとしても、速度を守り、安全な走行をしなくてはなりません。

大阪府警HP ある日突然、大阪で死亡事故にあわないために より

交通事故被害でお悩みの方は弊事務所へご相談を

交通事故が発生した場合、被害者はけがの治療などで大変な時であるにもかかわらず、相手方と交渉しなければなりません。

そのうえ、保険会社は、支払金額などについて、「できるだけ低く抑えようとする傾向」があります。
残念ながら、「保険会社からの金額提示が、受けた被害に見合わない」ということが少なくないのが現状です。

多くの交通事故被害者の方は、保険会社の担当者から、
「当社の基準では○○円となっていますので、これ以上支払うことができません。これは決まりなのです。」
などと言われて、なんとなく「そんなもんなんだな。」と思ってサインをされます。

しかし、実際は保険会社が提示する金額は、保険会社の基準でしかなく、裁判基準には遠く及ばないケースがほとんどです。
弊事務所では、少しでも交通事故被害者様が治療に専念し、今後も明るく生活できるようサポートを致します。

代理人として保険会社と交渉を行ったり、後遺障害の程度に応じた等級が認定され、適切な金銭的評価がなされるよう弁護活動を行います。

交通事故に関するご相談料、着手金は無料でございます。どうぞ、お気軽にご連絡ください。